遺言書を書く時期

私事で恐縮ですが、父が70の頃に遺言書を書いてみたいなことを冗談交じりに伝えたところ怒り出しました。お前は親が死ぬことを待っているのか?という意味で捉えたようです。父は昭和4年生まれですが、戦前前に生まれた方にはこういった方が多く存在しております。遺言書自体を忌み嫌うのかもしれません。しかし、遺言書の意義は相続人間での揉め事を防ぎ、速やかな相続の実現ということが一番の目的であります。また、被相続人の財産を死後、法定相続人以外の方に譲渡するにはこの方法がベストだと思われます。できれば早い時期に書いて頂いた方がいいのですが、無理ならば80歳位までには書いて頂いた方がいいでしょう。それ以降、もちろん全員とは申しませんが、認知症発症のリスクも高くなってまいります。認知症罹患となりますと、遺言の法的効力にも影響を与えます。是非、一考をお勧めいたします。

                             2025年10月21日  井関広光

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hiromitsu iseki
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愛媛県西条市に生まれ岡山育ち 趣味はクルマ、クラシック鑑賞、ウォーキングその他諸々。好物 何でも食べます。凝ってること。今は一人旅を始めております。

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